アフターメンテナンスのためにもメモや写真で記録を残しておく

メーカーによっても違いがありますが、一般的にハウスメーカーがアフターメンテナンスの一環として行っている定期点検は、3ヶ月目、6ヶ月目、12ヶ月目、24ヶ月目の合計4回を2年間に渡って行い、それ以後は点検はありません。でも、保証期間が10年なのに,点検はなぜ2年間で終わるのだろう?と疑問を持つ施主も多いのではないでしょうか。しかし、この10年保証については勘違いしている施主が案内多いのです。10年保証については建築基準法で定められているのですが、多くのハウスメーカーが保証に対象にしているのは「構造体」と「雨漏り」に対してだけなのです。この二つ以外については保障期間は1年~2年で終わるのです。したがって施主としては引渡しから2年以内の間はあらゆる箇所についてチェックを怠ってはいけません。こうしたチェックに役立つのが,写真やメモです。これを残しておくことで修理においてハウスメーカーとの交渉が有利になることが多いのです。

ハウスメーカーの10年保証に騙されてはいけない

このように10年保証を謳っていても、2年を過ぎるとほとんどの場合アフターサービスの対象にならない、と考えていた方はいいのです。したがって2年を過ぎた故障については自己負担で修理することになるのです。さらに知っておきたいことは、10年の保障期間が過ぎるとハウスメーカーはそれまで保管してきた図面など関係書類をすべて破棄してしまうことです。こうした事情があるからこそ、施主側は住宅が引き渡された後で写真やメモでなるべく多くの記録を残しておかなければならないのです。10年たって、建築に関する図面が必要になっても、ハウスメーカーにはもはや何の記録も残っていないのです。こうした事情を知ると、ハウスメーカーのアフターメンテナンスに対しては過度な期待を寄せることができない、ということがよく分かるのではないでしょうか。